うっかり電脳コイルを見たらすげー面白くて、むしろ泣けた

金曜の夜のことなんですけどね、ええ、一昨日です。例の如くニコニコを徘徊してたんですよ。そしたら電脳コイルの本編がありまして、「あーそういや面白いって言ってる人がいたなぁ試しに見てみっか」と思いまして見てみたんですよ、1話。
そしたら近未来のお話しで、それだとまぁSFなんでしょうけど、それにしてもシチュエーションが理に適ってるというか非常にわかりやすい。お仕事柄、コンピュータ・ネットワークとかの知識は一般の方よりかあると思うんだけど、可視化されその仕組みがうまくブラックボックス化された仮想*1と現実が融合した世界は、なんだか見ていて惚れ惚れする。
そして今すでに現実として存在するネットワーク攻撃やコンピュータウイルス・ワクチンソフトなどが、子供達の遊び道具だったりよくわからない生き物だったり、それを取り締まるロボット*2だったり、非常にわかりやすく描かれている。現在のコンピュータの基礎教育を受けた子供達ならなんとなくわかるんじゃないだろうか。
そしてその中ではじめに登場する電脳生物、デンスケのなんと愛らしいことよ!
音楽的に変態である自分の中でデンスケといったらロスアプソンの山辺さんのDJネーム伝助なのであって、「BROKEN BELLS VS 伝助 / BROKEN BELLS BREAKS」(不知火[srn005])は自分の音楽観を変えたといっても過言ではないマイベストCDのひとつなのだ!全然関係ないけど!
http://shi-ra-nui.hp.infoseek.co.jp/sira.htm

まぁ内容の核心には触れません。ネタバレはやっぱよろしくないと思うんで。

とりあえず1話を見てみるといい。
自分はそのまま25話まで一気に鑑賞。昨日の最終話はオンタイムで見た。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1560902

これは後世に語り継ぐべき名作であるよ。とりあえず、これからの時代、小学校高学年もしくは中学校でこれは子供達に見せておいたほうがいい。思春期に見るべき。あと第2思春期のアナタも。
さらにいうと、これを一部のアニヲタだけのものにしとくのは勿体無さ過ぎるだろう。日本のアニメーションはこんなにスゴイってこと、実感できると思うんだ。「恋空」とかくだらん日本映画見てる暇があったらコレ見ろっての、と思うよ。

追記
あ、来週から同じ時間で再放送はじまります。土曜18:30〜NHK教育にて。自分はRECりつつ見るつもりです。

*1:作品中では統一して電脳空間とか電脳〜という

*2:オートマトンという、これもまたコンピュータ用語であって、自分のハンドルの由来でもあるのです、実は。