amUの楽曲がことごとくすごいぞ!

Perfume以降のテクノポップは一時期どかーっとメジャーで蔓延して、もはや飽和した感もありますが、そんな中、大阪の地下から耳を引く音を鳴らすユニットが現れましたね。
それがamUです。
http://goamugo.jp/
1st 「カプセルガール」では、ピコピコな中に4つ打ちの気持ち良さをブレンドし、かつポップさを保った絶妙なバランスを効かせており、これはなんとも本気な楽曲だなと思ったところ、いやはやカップリングも容赦のないクオリティじゃないですか。
そのカップリングが「あの娘とベルモンテ」なんですが、こちらは4つ打ちではなくむしろ基本はジャズでして、感触はYMCKに近いんですよね。CD手に入れた当初はこればっか聴いてましたよ。や、いいんですよこれが。
で、2nd 「デビルズステップ・デビルズキッス」が矢継ぎ早に出まして、コレがまた!4つ打ちにマーチング的なスネア使いでリズムが跳ねる跳ねる。歌詞もおもいっきりキュートで小悪魔な感じで2人に完璧にハマっておるんですね。この時点で、あーこりゃガチだぞと、そう思ったのも束の間、これまたカップリングがすげーいいでやんの、というね。
2曲目「room132」は、これストレートに4つ打ちの気持ち良さをパーンと前に出した曲で個人的にスゲー好きなんですよもう。単調とも言えるんだけども歌でもってポップさは失わないの。イントロとかすごい好き。
3曲目「mad drive」は、アシッドテクノポップとでもいいましょうか。ここでいうアシッドはTB303的なことを言ってます。そう、ウニウニいってるわけ。アイドルでここまでウニってる曲って過去にあんのかな?なんつか、こういうことされるとテクノおっさんは高まるわけです。
で、だ。もう3rdが出てる。リリースも早いのね。それが「グレック・グレック」なわけだが。ハウシーな入りから全体的にベースのエレクトロ味をUpさせつつポップさもキープした4つ打ち曲。この辺の同じようでもしっかりと推し進めてくるとこも良いね。これはPVが白眉なのも特筆すべきところだね。地下とは思えない力の入りようなわけよ。
カップリングは新機軸「heartrick pop」、ギターポップスタイル!ギターないけどね!まだライブでは見れていないけど楽しみな変化だと思うの。
やー、もうね。捨て曲がないの。これってPerfumeのコンベスを聴いたときの感覚に似てるというかね。こんなんで長い時間ライブやられたら完全に汗だくになる自信がある。

ほんで、現場系としてはやっぱライブが面白くなくっちゃね。ということで見てみるとだな。つか出会ったのはライブなわけだけども。これまたダンスのレベル高いのですよ。振りもカワイイし。あ、Perfumeと比べちゃダメよ、下地が違うから。そんでもって、ヲタの皆さんが熱いッ!!特に初めてみた去年の名古屋FUN!FUN!FUN!のセカンドフロアで一騎当千の働きを見せた猛者ヲタの衝撃が忘れられません。東京でのライブも増えてきてその盛り上がりぶりは急上昇中なのですよ。
難を言えば対バン相手。地下アイドルイベじゃ浮いてしまっているし、客層の拡大も見込めず、また自分としても楽しみきれない。もっとオモシロメンツとの絡みを期待して止まないのです!と思ったら徐々にそういうイベントへの出演も増えてきておるというね。この調子でどんどか行って欲しいと思います。ワンマンとかすごい見たい!!