[音楽][LIVE] 8/23 Aira Mitsuki 1bit DISCO EXPO PiCOPoP trattoria 〜Darling Side@六本木 Morph-tokyo

今年通算121現場目*1、詳細行きます。
まずですね、前売りが売り切れてるんですよね。ワンマンが発表されたとき、半年前だっけ、当時は「わ〜やっちゃうの?無理だろこれ。埋まるワケねーw」と思っていたんですが、なんのなんの当日には会場前にチケット難民が譲ってくださいボードを掲げる光景が。ほんで入ってみたら完全にフロア埋まってる訳だが...
Airaなめてました。どうもすいませんでした。
客層も熱心なAiraヲタの方々はもちろんのこと、デートピア旧来のヲタの方々、Perfumeの現場で見かける方々、アキバによくいるアイドルヲタ風の方々、そんでもって普段現場で見かけない一般風な人も。やーなんつーか、広がっちゃってるんだなーと。Perfumeが開けた地下から地上への風穴に、俄然切り込んでおる。テクノポップ史上初!テクノユニットとしてはYMO以来約25年ぶりのチャート1位!というこのご時世、いままさに一般の方の耳にテクノ、テクノポップというワードがトレンドワードとして効いておるわけですよ、タイミングとしてもいい風なワケで。
ほんじゃライブの内容いってみようか、アンコール公演も決まってるからいちおう隠しとく。
アルバム音源のメガミックス風の音から開始。や、いいんじゃないですか、俄然踊るんだが。
1曲目、新曲「GALAXY BOY」のイントロがはじまりmorphの幕があがるッ!わーアルバムジャケの衣装!完全に実写だコレ!
なんだよー普通にいいよー。低音が変だよー。スピーカ前行きたいよー。この時点でアンコール公演はスピーカ前狙いが決定しました。もうPV貼っちゃう。デートピアの超絶センスに泣け!

いやね、最初に驚いたのがダンスよ、ダンス。半年前のなめてたとき、もうね、はっきり言って全然ダメでしたよ、いまになって言えば。リズムの取り方とかも全然なってなくって、このひとダンス向いてないよーと思ってた。それがね、なんとかサマになってる。全然見れるレベル。レーベルメイトだった鈴音光りが最後のライブでAiraについて触れたとき、「スタジオ行くといっつもいて、練習してる。自分が終わって帰るとき見るとまだやってんの!?みたいな」とか言っていたのが思い出されたよ。どんだけ練習してんの。
ダンサー2人もついてまして、まぁチャイナ・ディスコティカ以降この体制ですけど人は毎回変わることがあったんですよ。それが、ダンサー初登場のときの推せる2人なわけだが...抜かりないな、デートピア
続けざまの2曲目は「チャイナ・ディスコティカ」。やー好きなんすよ、コレも。キックの打ち方変な感じとか。自分俄然踊ってるわけですが、お客さんすげーおとなしい!もうちょっと!こう!なんつーか!体動くだろ!ってくらいに。まぁもともとコールとかオイオイ言う感じとか皆無ですからね、Airaの現場は。本人がリズム取れなくなる的な意味で。つかもう、リズムに関しては大丈夫なんじゃない?
で、曲が終わるとそそくさと袖にハケちゃってBGMと映像。MCなしで字幕とか、アリかナシかで言ったら全然あr・・・いやねーよ!でもニヤニヤしながら見てた。
衣装換えて再登場。あー衣装とか覚えてないや。オシャレとかよくわかんないんで、坊主でもないしネ。3曲目は「ファンタジー・キャンディー」。キラキラなフレンチ風味エレクトロトラックに陰鬱な歌詞!睡眠剤(まほう)で眠りたい!この曲だっけ?なんかダンサーがコソコソしたり手つないでクルクル回ったりしたのって。曲中のダンスに小芝居ですよ、ええ。間髪いれずに次4曲目「キャンディーライトモード」。1stのカップリングですよ、リズムが跳ねるカントリー風味のナイスポップハウス。フロアに向かってCL砲を解き放って欲しいものだよ。ここも続けて5曲目「ROMANTIC ROPE」。チャイナのC/W。コレも好きなんだよなー、って自分いつのまにこんなAiraの曲好きになってんの?次の「Darling Wondering Staring」はダンサーがハケていつものように椅子。ここでミラーボールの星空演出ですよ。いいね、実にいい。
で、また袖に直行。映像とBGMに。こんどは掛け合いの練習とか、微妙な雰囲気になるのも折り込み済みなようで。誕生日が近いとかでハッピーバースデーを歌いましょう!みたいな字幕。はぁ...つか皆歌ってるし!Airaファンのやさしさに涙した!ごめん、してない。
再登場はもはや伝説の、デビュー時の赤衣装。相当くたくたなんだが!しかも曲が「Rock'n Roll is Dead」とか!ブリブリやが!やーほんと飛び道具スギルカバー選曲だよなぁ。途切れず次、「Swallowtail D.A.N.C.E」。アルバム曲の中でもひと際フロアフレンドリーなテクノトラック。これは踊らざるをえない!つかずっと踊ってますけど。また続いて「Beep Count Fantastic」。デートピアのボスTerukado懇親のフロア向けトラック。この微妙な感じ!たまらんね!
ここでやっとMC。主に「何話したらいいか・・・」な感じでしたが、
「今日はところどころマイクONにするって言われてるんで・・・」
って、えーっ!それ言わなくていいだろーw客席もざわざわしますよそりゃ。
「1800円で生歌が聴けちゃうなんてお得ですよ!」
みたいなことも言ってて、普通のお客さん怒っちゃうよw
あとはなんだろ、「奥にいて聞いてなかったんでもう一回ハッピーバースデー歌ってください」とか、そんなこと要求するモンじゃな...皆歌うねぇやさしいねぇ。とまぁそんな感じでぐだつきながらもオモシロポイントは作れてました。この点はうまくなってるような、なってないような、ですかね。
で、microKORGがセットされて生歌「STAR FRUITS SURF RIDER」。強引なキラキラハウスアレンジにKORGヴォコーダーがうなる!でもって次「Darling Wondering Staring(PLASTIC FANTASTIC remix)」。これはオサレコンピbeautiful technoにも収録。このコンピで言えばsaori@destinyが最強なわけだが。<追記>ってコンピ収録はチャイナのRemixだったです。にわかで申し訳ない。次がデビュー曲「カラフル・トーキョーサウンズ・NO.9」!これがねー、実にいいアンセム感がある。振りもコピって気持ちいい。いや、自分はフリコピとかしませんけど。でも、そんな感じ。やっぱステージが自信もってテンションあがってると、こっちもいいテンションで引き込まれる。1年前、半年前はこんな感じはしなかった。次が「Heavenly Star」。アンセム感ではこっちが上よね。いいたたみ掛けだわぁ。メジャーデビュー前の手売りCDにしか収録されてないから知らん人もおったんじゃないでしょうか。元気ロケッツのカバー。当時はちゃんと許可とってんの?とか余計な心配もしたが、今回のアルバムにはA-beeプロデュース曲もあるし。いやーどんどん外部に発注していったらいいと思うね。サビんとこで巨大風船が落ちてくる演出。わーわー言う感じでステージまで風船が行きまして、Airaが手刀で風船をWARU!すると中から小さいハート型風船が!Airaとダンサーでフロアへハートを投げる投げる。みなさんわーわー言うとりました。
ラストのMC。詳細はもう覚えてないけども、なんつーか、「よくやったよ」「おめでとう」そんな言葉をかけたくなるような、そんな内容でした。なんで上目線かわからんけども。
ラストの曲はAira自身作曲の「Happiness land」。落ち着いた音色でも低音は抜かない!いいと思います。
曲が終わり、一度はける。当然の如くアンコールなワケで。これ長かったねー。最後各人のコールが崩壊してカオスになったころダンサーともどもAira再登場。Tシャツにショートパンツキタ。曲は衝撃のアーメンアイドルポップ「イエロー・スーパーカー」!これは跳ねざるをえない!アーメンブレイクにキック連打という相当下品な音を使いつつアイドルソングの体を併せ持つモンスタートラックですよコレ!PPPHやMIX、さらには間奏部分でトレイン形成まで可能!後半には衝撃の!ラインダンス!!ダンサー2人と肩組んでラインダンスしよるが!コレには爆笑しましたww 爆笑しながら踊れるって、ステキやん。ここだっけ?首にかけてたタオルを客席に投げ込む!なんというアイドルステージング!やーこの曲は完全に誘ってますよ。アンコール公演ではいろいろと発動する予感がします。
MCを挟みつつ、本当のラスト。思い出深い「カラフル・トーキョーサウンズ・NO.9」をリプライズ!ここではフロアに「歌ってー」とコールを要求!しかもサビ部分!無茶です!手フリは結構フロアが一体化しておった。楽しい楽しい。締めのMCで再度スタッフ、ファンにお礼を言いつつ「最後に名前もでますんで」って、えーっ!スタッフロール!?
そしてAiraがステージから去るとおもむろに幕がおりて、スタッフロールキタワァ。デートピアスタッフの名前が登場すると、フロアから惜しみないコールが!皆さんホント、デートピア好きだなぁ。推せるダンサー2人の名前も判明しましたよ。締めはD-topia inc.のロゴでございました。ありがとうございます。
終演後は速やかに物販ですね。今回Tシャツのデザインがヤバめです。思わず買ってしまいました。Airaも登場して握手ですよ。頑張りますなぁ。やーこの辺のデートピアらしさも含めて、すげー面白かった。


数日経って、今後の動きを思いますに、これ、そこそこ売れると思います。アルバム「COPY」だけ手に取ったとしても楽曲のオモシロさは十分に感じられる。ラフな造りであるとか半端な感じとか、むしろそれこそがフロアトラックに必要な要素ってのもあると思うんですよ。ヤスタカ曲って質感がトリートされすぎててかつ楽曲としての完成度が高いから混ぜづらいでしょう。1曲全がけがイチバン気持ちいいもの。あと「Perfumeはでっかくなりすぎて、つまらなくちゃったよねー」とかのたまう人とかにもうってつけでしょう。こちらはそんなにでっかくならない!これは断言できる!
それからタワレコと強力タイアップで広告展開しますよね。それも結構効果あると思うんですよ。ただ、流行のテクノポップというワードだけで手に取る人に通用するようなポップさはないとも思う。逆にいうとそんだけチャレンジングなんですよ。そうとう無茶ですけど。でもこれがチャートに食い込むようになれば本格的に日本はじまった!と思いますけどね。
アルバム楽曲はmyspaceで全曲試聴できます。左のvideoのほうが長く音質もよく聞けるので気になった方はどうぞ。
http://www.myspace.com/airamitsuki/


業務連絡: 50円ください。

*1:1個抜けてたので後で書く