GIRLs-EXPO 1000〜夏へGO!GO! 今宵のFAB はcolorful reality〜@表参道FAB

どうも。昨日のことですが、地獄の扉を開けてきました。
おかげさまで今日はすこぶる体調が悪いです。
ありがとうございます。

詳細レポりますが、このイベントを心底楽しめたという諸兄には閲覧をお奨めしません。
つか、大半の人は見なくていいと思うよ。

本イベントはイベント企画会社Bigwaveが主催するガールズポップイベント。
http://www.bigwavegroup.net/event20070520.html
各出演者のHPをご覧いただければある程度想像ができるかと思われますが、ええ、どう見てもアイドルイベントです。本当にあ(ry そもそもなぜこのイベントに足を運んだかといえば、単刀直入に言えばBUZZが出演するからで、ストリートでのライブを見てそのアイドルらしからぬキャラクター、楽曲、パフォーマンスになんぞこれ!と思い、知人に誘われるがまま見続けていたという、その延長だね。そして、今回、ぱふゅの現場で
はお目にかかれない、アイドルイベントの本当の現場ってやつが垣間見れるイベントだということで、ちょっくらそのガチの現場を覗いてこようか・・・といった勢いで参戦してみたというわけ。このイベントは2部構成でして、1部は司会の方(松嶋初音)とのトークを多めにしたイベントで、2部は音楽多めという具合、どちらも当日ドリンクつきで4000円というなかなかの値段で、この金でおいしいものが食べられるナァ、とか、クラブイベ小箱だったら2回いけるで、とか、約四時間の労働賃金だよなぁ、とか頭をよぎったんだけど、いやいや、
これは後学のために行かねばならんのだと自分に言い聞かせた。やっぱ面白いほう、というか未知の領域を選択するべき、と。それでも当日朝からのどが痛くて、おやおや風邪の引きはじめですか?といった具合だったということもあって、1部は断念したね。その間何やってるかといえば、とくに寝てるわけでもなく延々と取り溜めたTV番組とか見てたんだけどNHK教育の「中学生日記」ってすごいのな。先週分はニコニコ動画にもUpされてたからオモシロ好きは見てみるといいよ。て話がそれた。じゃあ本題に行こうか。
開場を10分くらい遅れて表参道に到着。このFABってハコもなかなか恐ろしい立地だなって思うよね。天下のおしゃれスポット、表参道ですよ。そこにアイドル大好きな諸兄が集うって、ねぇあなた。で、入場すると人はまばら。ぱふゅのときとは全然違って余裕で前のほうにいける。それでも最終的にはそこそこな人数になってたね。客層はやっぱり自分よりお兄さんなかたが多かったのかな、女子もいないことはなかったけどぱふゅ
のときよか圧倒的に少ないね。そんでステージでスタッフ(女の人)が準備してるんだけど、そこに絡むんだね。「名前なんていうのー?」とか「ナ○○です」って答えるスタッフさんもどうかと思うんだけど、そしたら「「○○ター!」とか声援が飛ぶのね。どんだけDDなのだと。しまいには「「ナ○○ロックかけてー!」とか、プロレスも好きなのか!ペイペイ!というカオス。これから始まるステージにも期待が高まるってもんだぜ?前置きが長いな。じゃあ、やっとこさ出演順にレポってみようか。
MC 松嶋初音林紗登未。やっとかと思ったらMCのレポからなんだぜ?松嶋さんはTVで見たことあった。深夜番組大好きっ子な自分としては、深夜ドラマもチェックするんだが、「アキハバラ@DEEP」(http://www.akihabaradeep.com/index.html)ってのが面白くって見てたわけだがそこに出てたのね。去年かな、もう
DVDでてると思う。音楽をTUCKERがやってたり、星野源(大人計画/サケロック)が出てたりね。演者がことごとく好演で見ごたえあったよ。小阪由佳のカミ芸もおもろかったし。あ、後に映画化されたけど映画版じゃないよ、あれはたぶんトホホな感じとおもう。見てないからアレですがCM見た限りトホホ感がでまくり。また話がそれたな。でMCなんだけど台本的な紙と読みながらイベントのこと注意事項など説明。いやはやだまっちゃない
ですよね、諸兄は。どかどかツッコむね。なんだろこのコールされなくてもレスポンスするって。ステージとフロアの距離感を限りなくゼロに近い形にもっていく、これがこういったアイドルイベントの重要な要素のひとつなのかも知らんな。林さんは見た目も声も可愛い感じでアイドルアイドルした感じでしょうかね。この人たちのトーク目当てに駆けつける人もいるんだから、やっぱスゴイよね。経済的に余裕がなきゃ追えないと思うんだ。
だから客のほうもそこそこの年齢層になるんだと思う。まぁかわいさで言えばTのほうが俄然かわいいんだが。そんなこんなでライブアクトの始まり。
DANCE NUTS'(http://www.k5.dion.ne.jp/%7En-pro/sub3.html)。HPのドメインが普通にDIONてあたりがインデーズ感に溢れるよな。子供ダンサーグループとしては実績がある様子。確かにダンスとか小学生にしちゃあそこそこのレベルなんだと思うよ、え?中学生?あ、そうですか。いやダンスとかよう知らんからアレですけど。
歌もね、歌ってる人は数人、それも曲によって持ち回りなのかな。そんな感じで楽しそうに踊ってました。お客さんも。でもなぁやっぱ中学生が頑張って練習しました、つう感じにしか見れないのね、自分には。楽曲もさ、全然ピンとこないわけ。客層への配慮か古い曲のカバーしたりしてるんだけど、アレンジがなんか凡庸といいますかなんといいますか。低音とかよく出てるんだけど如何せん巷に溢れるポップの領域を出ないのね。
自分には面白味にかけるってのが正直なところ。そんで、パフォーマンスでタオルを首にかけたりブンブンまわしたりして歌い踊ってまして、曲中、客席にそのタオルを投げるの。お客さんは当然飛びつくんだけど、なんだろうね、テンションはガクンと落ちたよ。でもね、お客さんが望んでることは、こういうことなんだろうなと。やっぱステージとの距離感だろうと思う。あの子と目が合ったとか、この曲は自分のことを歌ってるとか、
そういう1対1の恋愛感情みたいなものも要素として必要なんだろうね。歌詞に「あなたのことが好き」みたいなのが多いのもそういう勘違いを誘発するためのフォーマットなんだろうなって、そんなことを考えてた。メンバーには頑張って欲しいと思う。別に自分が何か貢献することはないけどね。
SMaRT with RUKA(http://www.hirose-project.com/profile_rukasuma.html)。事務所のトップで扱っているあたり、この事務所の一押しということでしょうか。衣装が軽いゴスロリ調のワンピースなんだけど、そのカッコで踊るわ回るわで、確実にパンチラが計算された振り付けだなとおもった。ダンスはうまいのね、前の子たちよかキレてたとおもう。とくに後ろの歌ってない子。あとね、ビビったのは2曲目からかな、普通にジャージ
というかレッスン着みたいなの来た子が加わって踊ってるんだけど、そのたどたどしさたるや山の如しでありまして、曲間のMCでの自己紹介で見習いと名乗ってました。えーと、そのレッスン着みたいな黒Tシャツは、黒のショートタイツすなわちヤングライオンてことだと理解した。あとね、こちらもタオル使ってたね、投げはしなかったけど。あ、あともうひとつ、曲中なんかニコさんがウケまくってるのでなんぞ、と思って
ステージ上横を見やると、タオル頭に巻いたメガネのちっこい兄ちゃんがヲタ芸を打ちまくっているではないか。完全にフロアとステージが同一線上に並んだ瞬間であったよ。
MC。松嶋さん、林さん、DANCE NUTS'がステージに戻りトークトークは終始、松嶋さん主導。先ほどのメガネの兄ちゃんがいじられまくる。一般の方はステージに上がってはいけませんよ、とかなんとか。なんでも所属事務所のタレントとのこと。この人だな(http://www.hirose-project.com/profile_hideyuki.html)。あ、あとヤングライオンはこの人だったと思う(http://www.hirose-project.com/profile_manami.html)。
で、タオルもいじる。流行ってるんですか、流行らせますか、とか、あんましやるとレゲエのイベントみたいになるとかなんとか、この客層にレゲエイベなんて言っても通じるのか?と思ったらやっぱあんま通じてなかった様子。夏のレゲエイベントでは、えてしてタオルをブンブン回します。SMaRT with RUKAに対し、タオル投げないんですねーという振りに、物販で売ります!宣言。この事務所は貪欲だなぁ。あらゆる手を使って
利益に結びつけようという感じがムンムンムカムカしますね。この資本主義社会においては、まっこと正しい姿であるよ。
ここまで見て、結構おなかいっぱいになってた。楽曲はアイドルポップのフォーマット、それゆえフロアはヲタ芸。みんなよく声出るし手上げるし飛ぶし振りマネもするのね、演者も煽るし。ノリかたがすっごいわかりやすいってのはアイドルに不可欠な要素なんだなと思う。自分としてはまるで面白味がないんだけど別に不快でもないっていう。その点、川崎のBR(ry
Dear Princess(http://dearprincess.himegimi.jp/)。登場、そして曲が始まるや否や、マットをポンポンポンと叩きました。これか・・・これが・・・アイドルイベントの本来のクオリティってヤツかッ!某ハルヒのOP曲をぐだぐだな振り付けで、歌っているッ!スイミングアイが止まりません。か、過閣下かkかかカエリタああああああいいいいいいうええおおおおおおええおおおおあああ!!!!何とか終わり、その後のMCもぐだぐだで、
むしろコレがウリなのだと、これを欲する人がいるのだと、大丈夫!大丈夫だよ!怖くないよ!と、自分に言い聞かせて、なんとか平穏を取り戻したね。で続く曲がヘンテコビートなんだけどかろうじてアイドルポップに仕上げてるという意欲作(なのか知らんけど)。それでもお客さんはノルんだな。すごいよ、この順応性。そうか・・・敢えてか・・・敢えてコレなんだな!と確信犯的なぐだつかせなのだと理解した。3曲ぐらいでパサーっと終わったね。なかなかアイドルイベの凄みを見せ付けられた気がした。
d-trance(http://d-trance.jp/)。名前からしてトランス。トランスだけでなくハウス風な音もしてました。あくまで風ですけど。基本的に歌うのは1人なんですが、ダンスがよいわけでもなく、なんだかなぁと思ったよ。お客さんはヒートアップしていきますが、それに反比例して自分はグングンテンションが下がります。これは仕方がないことなのです。
MC。前の2組と司会2人。なにしゃべってたか覚えてない。たぶん聞いてなかったんだと思う。アイドルポップのフォーマットについて考えてた。基本的にデジタルのキックでもロック調のキックでもリズムに複雑な、有機的なグルーヴなんて必要なくって、1,2,3,4でわかりやすくノレることがまず第一で、そこに間奏やブレイクでヲタ芸を打つスペースを作りつつ。歌はどポップに歌詞は甘酸っぱく、と、お客さんとの一体感を
優先したある意味尖がったジャンルなんだと思ったね。そのフォーマットが定型化しすぎて、さらにお客さんも自分達が盛り上がりやすい曲を欲するもんだから、どれも似通って、ほんと一部のマニアにしか届かないモノになっているんじゃないかなと。これはこの前の川崎で見たハッピーハードコアにも当てはまるんじゃないかと。ほんとね、ノリが似てるんだよね。クラブで集団でバカ騒ぎしてるような人たちとさ。あんまし変わんない
と思う。お祭り感覚ていうのかな、そういうバカ騒ぎする環境が好きなんじゃないかかろか、それとも家でも聞いたりすんのだろうか。うーん、わかんないな。
BUZZ(http://www.freepe.com/ii.cgi?buzz5)。準備のときに自己紹介ボードをステージに並べるC師匠。いよいよかと。1曲目Right now。当然のことながらといいますか、お客さん動けません。アイドルポップとはかけ離れすぎた楽曲、そしてスキル&テクノロジー、ゆえのクオリティ。まさしくアウェーど真ん中といったところですが、CAN姉さんの気合のノリかたがズバ抜けているッ!立て続けにミラクル☆カウントダウン。やっぱ
お客さん動けません。ステージングは堂々たるモノ、Shukuさんはトコロどころ歌が途切れてたみたいだけどマイクかな本人かなといったところまではわからんね。で、終わった流れで自己紹介パフォーマンス。nachiさんのこけっぷりとか、BUZZの雑多な感じがよく出てるんだけど、今日の客層にどんだけコミットできたかっつうのは疑問が残るアルヨ。でもゼロじゃないと思うんだぜ?こっから少しでも広げていくことが素敵なサムシングを生むんだとおもう。次、Who do you think you are?。比較的わかりやすいハウストラックなんだけどね、
歌詞が英語でしょう。 これも、今回の客層にコミットしない要因だよね。で、BUZZってこういうとこで煽らない。やっぱね、アイドルイベでいうところの距離感がありすぎると思うんだ。ステージ上はもはやアーティストの域なんだよね。そこに客席から分け入る隙がないというかさ。普通に見入る。次、Love U Crazy。て、コレやりますか!完全にダウナートラック。たぶんね、大半の人が暗い曲だナァとか思ってたんじゃないのかな。
ダンスもコーラスもキレてて、自分からすりゃ申し分ないんですけどね。最後、ABC。ここはさすがジャンクソンズのポップファンク。否が応でもノレるよね。お客さんも手振りに参加。おそらく初見である方達もVWXYZあたりになると振りマネが入る。この辺、お客さんの順応性はサスガだわ。たぶんどっかでMCが入ったと思うんだけどどこかは忘れた。CAN姐さんのテンションが夜空の一等星クラスでした。今日お客さんの中で、
アイドルポップの定型に飽きてきた諸兄がいたなら、なにか届くモンがあったんじゃないかと。どこにいってもBUZZはBUZZでありました。かわいいよT(ry
雅千夏(http://ameblo.jp/miyabichinatu/)。一人アイドルかーなんか珍しいような気がしますが、そうでもないですか、そうですか、すいません。曲はカバーなんでしょうが、まぁあれです、カラオケです。フロアは非常に盛り上がっておりました。みんなで盛り上がるカラオケです。そして自分はカラオケが大嫌いです。ありがとうございました。
MC。BUZZが戻ってくる。松嶋さんがBUZZに対し、「口パクですか?」固まるBUZZメン。「あまりのクオリティにCDかと思った」というフォローでやっと意味を理解するBUZZメン。みんなトークが苦手すぐる。そのほか「音源欲しい」とべた褒め、さらには「TOMMYがエロい」と。うん、知ってる。なかなか見所があるやつではないか、松嶋初音、彼女は伸びる!で、雅さんに対し「あの盛り上がりで活動3ヶ月ですってね」そんで
「BUZZは?」、顔を見合わせるBUZZメン。なにか悟った松嶋さん「あ、3日ですよね。そう3日。すごいっす!」みたいなフォロー。フォローになってないけどな!つかホントBUZZメントーク苦手すぐる!!ここでもCAN姐さんのテンションがヤバイことになってた。雅さんの告知にまで入っていって、むしろ乗っ取るくらいのイキヨイ。やっぱCAN姐さんがいないとBUZZは成り立たんなと痛感したね。
リトル☆レンズ(http://www.bigwavegroup.net/littlelenz)。片方の人(向かって左?)の声がヤバイことになってて、口パクでええんじゃないかと思った。川崎で見た神懸りなヲタ芸師には遭遇できず、残念。しかしながら、団体で行う芸もなかなか壮観でして、ステージそっちのけで鑑賞してました。やっぱヲタ芸ってアーティスティックだよな。ダンス甲子園みたいにコンテスト作って戦ったらいいのにね。楽曲はキックが効いててハイハットもソレっぽくなってるんだけど、そのほかの構成がポップすぎて、どうにもね。あと、お客さんヒートアップしすぎだ。感心する。
Chu!☆Lips(http://www.cleverlights.net/chu/pc/)。これはなんともアイドルポップの王道なんだろうな。露出の多い衣装に、ダンスポップな楽曲がベース、そこにちょっとひねくれたアレンジという。フラメンコとかサンバとか中国とか。フロアはこの日一番のカオスだったと思う。モッシュがすごいことになってた。途中バラードが入って、みんな支えてくれてありがとう、みたいな歌詞。これで何かを決意する諸兄もいるん
だろうな。で、バラード終わってこのまま終わる?も一回盛り上がる?みたいなコールにお客が反応しないとか手振ってたり、アレ?こんだけ盛り上がっといてみんなスキなんじゃないのかよ!?と疑心暗鬼に陥りましたが結局もう一回盛り上がるお客さんたち。大規模なツンデレですか、そうですか。
最後のMC。覚えてない。BUZZは物販なしで帰ったのかな、たぶん。他の皆さんはいろいろと売ってました。タオルとか、CDとか、ポラ写真とか。BUZZはさっさとCD作ってください。iTune配信だけでもいいや。
総論。今回のライブですが、ホント終わってからどっと疲れた。でもアイドル市場の現場を垣間見れたかなと思う。コレに関してはいろいろと思うことがあったけど、忘れた。思い出したら書くかもしれない。まぁ楽しめる要素も多々あったけど、入場料に対する対価つう意味では不満足だね、正直なところ。うん、勉強になりました。


このくらいでどうでしょうか。