アストロ球団を読み終えた

これはギャグ漫画ではなかった。
70年代安保闘争後の反体制漫画だ。
球四郎の登場から臭いだす政治的描写や氏家の背景はまったくもって大マジだ。全篇を通して繰り出される行き過ぎた表現、展開は読者を惹きつける演出に過ぎない。
また、4巻、ビクトリー球団との激戦の途中あたりからテンションが落ちてきたなぁと思ったら、当時作者が病床に倒れ休載したとのこと。
いささか強引に終了してしまうが、そんなことはたいしたことではない。むしろこれを続けちゃいけないとすら思わせる。こりゃぁ今、読まれるべき漫画かも。
アフリカ!!